2012年03月03日
ARES AW338 OD~vol.1.0 レビューⅠ

ハッ!?

前回の投稿日から再び一年強が経過しました(・。・;)
バーンズ改め、雪猫です。
昨年の3.11東日本大震災から、もうすぐ1年が経とうとしています。
東北沿岸の深刻な津波被害と原発の事故は皆さんの脳裏に焼きついていると思います。
私の実家も福島県の内陸にあり、かろうじて放射能の深刻な汚染は免れたものの
現在でも実家周辺では0.1~0.2マイクロシーベルトという値が出ております。
福島県、しいては日本はこれから長い年月を放射能と戦っていかなければいけませんが
少しでも早く、故郷福島が元のうつくしまふくしまに、日本が震災から立ち直るのを心の底から願っています。
私も数年前上京し東京で設計の仕事に就職しましたが、縁あって現在は出張で宮城県に在住し、被災地復興に携わっております。
微力ながら少しでも被災地の復興に貢献できるよう努力していきたいと思います。
さて、今回レビューするのは ARES AW338 OD スプリングVer です。

モデルとなったのは、英国Accuracy International社製 AWSM です。

皆さんご存知の通り、L96を極寒地戦用(Arctic Warfare)に改修し、338ラプアマグナム弾に対応させたモデルです。
-40℃でも作動する信頼性があるとのこと(銃の前に人間が凍っちまうわ)
同シリーズは、英軍がL115A3として採用しているのを始め、米軍やドイツ等各国も採用している等
優秀なスナイパーライフルとして知られています。
・・・・・・で合ってたかな???汗
他のサイトさんの解説の方がもっと詳細かつ正確でしょうから
実銃の説明は以上で切り上げてレビューに移りたいと思います。
昨日、職場から出張先での寮に帰宅してみると、寮の玄関に巨大な箱が鎮座しており、同僚から好奇の目に晒されながらも自室に輸送(汗

比較にXDM-40を乗っけてみました
簡素な箱に商品名のシールが貼ってあります。

ではoPeN!
我々は3年待(ry
右Side

左Side

こっ、これは・・・・・・・
長い・・・・太い・・・・硬い・・・
・・・・・・・・ウホッ
理想的じゃないか!!
全長約1200cm 自分が所有しているライフルで最大の長さになります。
重量はフル装備で約5kg

実銃さながらの内部フレームに、軟質樹脂製のストック、フルートバレルに折り畳みストック。
オプションでワンピースマウントリングとヴェルサタイプバイポット、BBローダーが付属します。
究極のAWSMがここに!!(外見は)
以前から発売されているガスAW338をベースにエアコッキング式に変更したようで、外見のリアルさはガス時代から折り紙つきです。
では、外観のレビューに移りたいと思います。
フロント周り

大迫力のテーパー付きフルーテッドアウターバレルとフラッシュハイダーです。
アルミの全CNC加工を謳っているだけに、エッジも鋭く重量感もかなりの物です。
フルートバレルが、AW338のゴツさとスマートさを共存させています。
ボルト周り

おなじみの球形のボルトハンドルです。
分割式で、球体がプラなのが残念な所 実銃もそうなのだろうか?
セーフティーレバーと、コッキングインジケーターも作動します。

ボルトを引くと、写真くらいまでストロークします。
コッキングはスプリングが固いのか、少々重めです。
現在、測定器を持っていないので初速は測定できませんが、初速証明書は規制値内なので大丈夫なはず・・・・
又、後半ちょっとガリガリとした感触がありますので、今後バラして、メンテナンスの上、バネも交換する必要がありそうです。
スコープマウント

AW338に搭載されいているマウントは現在標準の20mmレイルではなく10mmレイルです。
マルイはオリジナルの10mmレイルを残しつつ、20mmレイルを後付で被せる形でアレンジしています。
専用の10mmレイル用ワンピースマウントリングが付属します。
フロンティア サイドフォーカス 3-10×42 スコープ

某ショップのくじで当たったスコープを乗っけています。
3-10の可変倍率、視界もクリアで、初めて手に入れたスコープですが大変満足しています。
大柄で、ロングフードもキャップも付いており、ゴツいAW338にピッタリです。
ヴェルサタイプバイポット

オプションでヴェルササイプのバイポットが付属します。
レシーバーの下部にあるコネクタにワンタッチで脱着でき
左右上下にスイング可能な上、足が伸縮する多機能なバイポットです。

ハリスもかっこいいなぁ・・・・

ストック周り

サムホールタイプのストックです。
2本のボルトを緩めることで、チークパットが伸縮します。
広告ではスクリューが付けてありましたが現品には付いていませんでした。
モノポッドも伸縮します。
伏せ撃ちの際や、飾る際にも便利です。
ちょっとカタカタ、とグラつくのが気になるかな
バットプレートは2分割式です。

又、AW338の売りのひとつである、ストックの折り畳み機構が再現されています。

折り畳むことで全長が20cm程短くなります。
元々長いライフルなんであまり変わらないように見えますが、持ち運びがかなり楽になります。

ゴツい間接で強固に接続されるため、ガタひとつありません。
マガジン

マルイL96と同じリアル位置のマガジンです。装弾数は70発とのこと。
実銃では338ラプアマグナムを使用しているので、7.62mmNATO弾仕様をモデルとするマルイL96を超える巨大なマガジンです。マガジンリップも再現しています。
マガジンを挿すと手前のストッパーが解除され、下の丸い給弾口から弾が給弾されます。
又、トリガーユニットに干渉しないよう、マガジン後部が押し込まれるギミックが付いています。
深爪は気にしないでw

最初はマルイL96AWSと同じ給弾方式かと思いましたが、ARESは独自(従来?)の給弾方式をとっています。
マルイはボルトに連動しマガジンから一発づプレートに押され、長い給弾ルートを通ってマガジン前方のチャンバーに弾を送り込みます。
ARESの場合、マガジンから長い給弾ルートを通って前方のチャンバーに送り込むのはマルイと同じですが
通常の電動ガンのようにマガジンスプリングの力で前方のチャンバーまで弾を送り込む方式です。
そのため、マガジンを外す度に弾ポロしたり最低でも約20発以上マガジンに込めないと給弾できません。
また、マガジンを外す際、誤ると一気にマガジン内部の弾が噴き出してくる上、マガジンを外しても銃内部の長い給弾ルートに20発ほど弾が残ってしまいます。
暴発の危険がありますので、マグウェル内部のストッパーを解除して内部に残った弾を取り出す必要があります。
もうちょっと改善の余地はあったんじゃないかなぁ とは思いつつも
マルイとは違ってマガジンリップが再現されていたり、マルイの特許を回避して
リアル位置マガジンを再現する為のギミック等、工夫が見えます。
※追記 ぐぐってみたら、CAWのM24の給弾機構がかなり近いです。
こんなところか・・・・
分解した際にパネルに隙間が開いてしましましたが、ご勘弁を(泣
外観まとめ
・長い 重い(実銃通り)
・リアルマガジン位置かつ、フルートバレル、折り畳みストック標準装備のエアコキL96系としては唯一のモデル
・実銃準拠のフレーム構造で、剛性が極めて高い
・一部CNC加工跡等、仕上げが粗いところがあるが、逆にリアル(脳内補正)
・コストパフォーマンスが高い(スコープを付けても約4万円に収まる)
・かっこいい(重要)
今回は、オーソドックスなODカラーを購入しましたが、塗装やテープを巻いてカモフラージュしたり
ARES別売りのTANカラーのパネルやハリスバイポットを購入して、英軍L115A3を再現したりと
観賞用としてもかなり楽しめると思います。
次回(気が向けば)、内部と実射を軽く紹介したいと思います。
最後に寒冷地仕様っぽく、雪の上でパチリ

勢いで買ったものの、東京戻ったら置く場所ないぞコレ・・・・・ 続きを読む