2012年03月11日

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

皆さんこんばんわ。白猫です。

本日で昨年の東日本大震災から1年が経ちました。

3.11で犠牲になった方々のご冥福を改めてお祈りします。



さて、前回から一週間空いてしまいましたが
引き続き、ARES AW338のレビューを行いたいと思います。


ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ


主にVSRとの比較になりますが、VSRを所有しておりませんので
主にネット上での画像を参考にレビューしたいと思います。


※あくまで私の主観によるレビューですので、VSRと互換性があると言っても
細かい寸法等が異なっている可能性がありますので、参考程度にどうぞ。



前回ARES AW338を紹介した際、外装に関しては非常に高い完成度と紹介しました。


では、内部はどうでしょう?





ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ


ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

パネル同士を締め付けてるボルトを外すことで、ストックを分解できます。




ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

パネルを外した内部フレームです。
ストックの先端から後端まで金属製のフレームが通っており、非常に高い剛性を確保しています。

マルイL96も内部フレームを備え、剛性も高いですが、コスト削減や軽量化からか一部省略されているため
実銃の再現と強度ではARESが勝っています。



ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

海外の掲示板で拾ったAWの実銃のフレームの写真です。
折りたたみ機構の有無や、弾薬のサイズ違い等細部が異なりますが、
ARESは非常にリアルに再現していることがわかります。




ストックの分解はここまでにして、アクション部の分解に移りたいと思います。

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

2本のボルトを外すだけで、簡単にレシーバーとストックを分離できます。



ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

取り外したレシーバーです。

前回の記事で述べたため省略しますが、給弾周りはマルイL96のローディングエスカレーターのコピーではなく
独自(従来)の仕様です。



ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

アウターバレルは無垢材からの削りだしで、インナーバレルのガタはほぼありません。
レシーバーとアウターバレルはボルトで締め付けることで固定されています。

アウターバレルとチャンバーを固定しているボルトを緩めチャンバーを取り出します。



チャンバー

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

チャンバーの基本構造はVSRを踏襲していますが、全長が異なるほか、
芋ネジでHOPを調整する等、シンプルな構造になっています。



ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

チャンバーを分解した写真になります。
二股式のホップレバー等、専用品となっております。

しかし、このレバーの軸がガタガタ・・・orz
HOPに影響する可能性があるので、ガタ取りをする必要がありそうです。

又、個体差なのか、給弾する際にチャンバーの入り口にノズルが干渉し
チャンバー内に削れカスが溜まっており、メンテナンスが必要です。




インナーバレル

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

全長500mmのインナーバレルと真っ赤なHOPパッキンです。

唯一インナーバレルとホップパッキンに関してはVSRの流用が効きそうですね。





ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

シリンダーアセンブリとトリガーユニットを分解した写真です。




シリンダーアセンブリ

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

シルバーメッキのシリンダーです。

シリンダーヘッドがピンで固定されておりませんので、簡単に分解が可能です。

シリンダーは直径24mmで、未確認ですが、ピストンやスプリング等もVSRと互換性がありそうです。

尚、デフォのスプリングは少々固めで、簡易初速測定機で測った際に規制値には収まりましたが
コッキングも重く、交換をオススメします。




トリガーユニット

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ

形はVSRと似ていますが、独自にコッキングインジケーターの機構が組み込まれ、
トリガープルやストロークの調整機能等がオミットされています。




ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ
ARES AW338 OD~vol.1.1 レビューⅡ
2ndシアはVSRと似ていますが、1stシアとセットピンは専用品となっております。

トリガー周りは消耗品ですので、VSRと互換性が欲しかった所です。

中華製である以上、メーカーのサポートは受けられないに等しいので
何かしら対策をして磨耗を抑えるか、部品を自作するしかないでしょう。




実射

実射性能に関してですが、軽く試射を行いましたので結果を紹介します。

使用弾はSⅡS 0.25弾、ホップなし、屋外 10m 微風下で行いました。

結果は、極端なフライヤーを除いて約30mm程のグルーピングでした。

他のライフルを所有していないので比較はできませんが、中々良好だと思います。

バレルクリーニングやパッキンを交換等、しっかり調整すれば

更に集弾性を向上させることが可能でしょう。


あとは腕ですね(汗



まとめ


・実銃準拠のリアルな内部フレーム(剛性もかなりの物)

・部品の精度も高く、ロングバレル、モノポット等、精密射撃に優れた要素を持つ。

・トリガーの調整ができず、シアの落ちどころもわかり辛い(実力でカバーか)

・基本はVSRを元にしたオリジナルだが、シリンダー周りや、バレルのみ流用可能(未確認)


こんなところか・・・


最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました。(^o^)ノシ






タグ :ARESAW338L115

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Posted by シュガートゥ at 23:09│Comments(6)ARES AW338
この記事へのコメント
はじめまして。
購入に先だって構造等を知りたくてネット内を探しまわっていたらやっとたどりつきました。
欲しかった情報がレポートされていたので、購入後のチューンの参考にできるので大変うれしいです。
Posted by 隠居親父@ふじまる at 2012年03月12日 21:54
>隠居親父@ふじまるさん はじめまして。サイト拝見しました^^ 私はVSRを所持しておらず、詳しい解説や比較ができませんので、詳細なレビュー楽しみにしています。
Posted by 雪猫雪猫 at 2012年03月15日 23:42
トリガーユニット、マルイのL96用が組み込めないことはなさそうですね。
Posted by 隠居親父@ふじまる at 2012年03月16日 19:07
私もAW338を購入し、いろいろと情報をみて回りここのページも参考にさせていただきました、スプリングやピストンなどはVSRのものが流用可能です!実際に取り付け、使用しました。
スプリングももちろんですが、シリンダーを引いたときの感覚が大分かわりました。ピストンもハイプレッシャーピストンを流用できました。
Posted by DK at 2012年04月25日 23:38
大変長いことご無沙汰ておりました。
2013年初頭頃からいったん趣味を離れていましたが、まもなく迎える62歳の誕生日前にしてまた趣味復活という次第です。
Posted by 隠居親父@ふじまる at 2017年05月05日 06:06
シリンダーヘッドはを外すには何か特殊な工具が必要ですか?
Posted by 75ranger at 2018年04月19日 07:23
 
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